医者・医師の職業と年収、勤務形態について
医者・医師の職業
医者・医師には患者の病気やケガの診断・治療にあたる「臨床医」と、病気の原因を究明し人間の体や薬の働きなどを解明する「研究医」の2種類あります。
全体の約96%を占める臨床医は、数ある治療法の中から患者の症状に併せてベストなものを選択することが要求されます。
専門的な知識はもちろんのこと、看護師や医者・医師など医療チームのリーダーとしての人格や指導力も求められます。
激務であり、休日や夜間でも急病人、重症人が出ると呼び出されることも多々あります。
通常の業務だけで多忙を極めますが、医学は常に進歩しているため、日々の勉強も欠かせません。
新しい医学の成果を積極的に吸収する研究熱心さも必要です。
医者・医師とは、向上心や使命感の強く、粘り強く努力し続けられる才能を持った人です。
責任の重いハードな職業ですが、人間の心身を治療するという、特殊で大変やりがいのある職業といえます。
平均年収:約1,500万円
勤務医の平均年収は約800~1000万円ほど、開業医になると大幅に平均年収が増え、1,200万円~2,000万円台となる可能性もあります。
勤務形態
科や病院によって大きく異なりますが、基幹病院の外科や小児科、産婦人科などは長時間労働が避けられないケースが多いです。
当直業務や急病人の処置、重症人への対応などで、夜間や休日でも急遽出勤することもあります。
当直では約36時間の連続勤務となることもあるようです。休日や休暇の規定があったとしても、そのとおりに休みを取ることが難しい場合もあります。
医者・医師と結婚するメリットな特徴
- 高収入で安定
- 社会的地位が高い
- 家族が病気の際すぐに診てもらえる
医者・医師は高収入のため、経済的に安定しています。お金の苦労をせずに結婚生活を送れることは大変な安心感があります。
夫の社会的な地位が高いということで周りから一目置かれることもあるかもしれません。
また、家族の体調が悪いときなど、すぐに診てもらえてるのもメリットです。
医者・医師と結婚するデメリットな特徴
- 激務のため家族との時間がとれない
- 休日でも仕事で呼び出されることもある
- 周りから嫉妬や妬みの対象となる場合もある
- 「跡取りも医者・医師に」とプレッシャーを与えられることもある
医者・医師の仕事は激務のため、家事・育児の協力はあまり望めません。
子供ができた場合、ほぼ母子家庭の状態となることもあるようです。
せっかくの休日でも仕事で呼び出され家族と過ごせない、ということもよくあります。
また、夫が医者・医師だということで「夫の稼いだ金で贅沢をしている」とあらぬ妬みを買う恐れもあります。
夫が医師一家の場合など跡取りを産んで医者・医師に育てることを義務のようにされ、プレッシャーを感じることもあるかもしれません。
医者・医師と結婚するとどういう生活が待っているか?(まとめ記事)
医者・医師の妻になるということは、ある程度の覚悟が必要かもしれません。
医者・医師は高収入で社会的地位の高いため、生活する上で経済的に困ることはありませんが、激務のため家事・育児の協力はほぼ見込めません。
一般家庭のような休日の家族団らんや定期的な旅行はできないようです。
医師の男性には「自分は仕事に専念するので、家に関することの一切は妻に任せたい」という方が多いので、妻は早い段階から夫の親戚関係を把握し上手に付き合うことが求められます。
また、夫の健康管理も妻の重要な役割になります。栄養のバランスが取れた食事を色々用意したり、家をきれいに整えることも大事です。
さらに開業医の妻となると家のことだけでなく、病院経営についても任されることもあります。
日々の経理や、従業員の採用など、大きな病院では専門のスタッフがいますが、親族で経営している病院や、夫が開業する場合は妻も戦力として期待されることがあります。
休日に家族で出かけていても、病院から急に呼び出され、イベントが中止になることもありますが、そんな時でも笑顔で仕事に送り出せるような度量も必要です。
色々我慢を強いられますが、夫婦生活を円満に送るには、むやみに不満を夫に吐き出すのはやめた方がいいです。
仕事で疲れて、さらに家でも愚痴を吐き出されると、夫はゲンナリして妻の話を聞かなくなります。
普段愚痴を言わずにいれば、いざ本当に悩んだ時に相談すると、夫はきちんと耳を傾けてくれます。
ただ、不満を溜め込みすぎるのは良くないので、何か趣味を持ったり、定期的に友達と出かけるなどしてストレスを発散すると良いかもしれません。
経済的に余裕があるので、趣味でも習い事でもお金をかけられるのは嬉しいところです。
子育てに関しては、夫が医師一家の場合など義両親から子供も医者・医師にするように義務づけられることもあり、プレッシャーを感じるかもしれません。
子育てで悩んだら、2人で話し合いましょう。
「医者・医師に育てられ医者・医師になった夫」のアドバイスは頼りになるかもしれません。
このように医者・医師の妻という立場は、色々な努力が求められますが、自分の頑張りが夫を支えている、と思うと大変誇らしいことです。
しっかり支えながら医者・医師という激務をこなしている夫への尊敬を忘れなければ、いつまでも幸せに暮らせます。
夫が定年した後に、夫婦2人で悠々自適に暮らす楽しみもあります。
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