自衛隊員の職業と年収、勤務形態について
自衛隊員の職業
自衛隊とは日本の平和と独立を守り国の安全を保つために国民と領土を防衛するための組織。
陸地を守る「陸上自衛隊」、日本の領海を守る「海上自衛隊」、空を防衛する「航空自衛隊」とあります。
有事の際に国民の命を守るために働くことが使命であるため、自衛官には人並み以上の気力や体力が求められます。
日々の過酷な訓練をこなしているだけあって、自衛隊員にはタフな人が多いです。
チーム一丸となって任務を遂行しなければならないため、協調性や冷静に行動できる能力も求められます。
また、自衛隊の活動には、少しの油断で命を落としかねない危険なものも多くあるため、常日頃からルールや時間を守ることを徹底しています。
そのため、日常生活においても、周りから「礼儀正しい人」と見られる場合も多いようです。
仕事内容は厳しい訓練や過酷な救援活動というハードなイメージですが、そのぶん生活面での待遇は保障されており、一般的なサラリーマンに比べると、休暇の面でも非常に恵まれています。
男性自衛官には「家族を守る」という意識の強い人が多く、結婚し子供ができると積極的に育児に参加したりと、家庭的な面をみせる人もいます。
平均年収:300万〜500万
基本給は特筆するほど高くはありませんが、自衛官は仕事内容、扶養家族有無等にり色々な手当が加えられます。
特殊なこと、業務を行っている幹部自衛官ならば、30代で年収1,000万円も可能なようです。
曹階級の自衛官も賞与は年2回昇給は年1回とあり、階級が上がればその分給料も上昇します。
手厚い福利厚生を考えると、経済的に安定しています。
勤務形態
基本的には1日の勤務時間は「7時間45分」と定められており、週休二日制です。
ただ、仕事の性質上、災害が起きたときなどは、休日や夜勤など関係なく任務が遂行できるまで働く必要があります。
また、階級や勤務先の駐屯地・基地の規模により異なりますが、当直で勤務時間が不規則になる場合もあります。
自衛隊員と結婚するメリットな特徴
- 何より安定した給与と充実した福利厚生
- 自分の身の回りのことは自分でできる
- 自衛官は定年後も再就職がしやすい
自衛隊員であるため、民間のように業績に左右されることなく給料は安定しています。
幹部であれば、高収入も望めます。
福利厚生の一環で、全国に割安で利用できる保養施設や会員制リゾート、会員制スポーツクラブなどがあり、家族と楽しめるのも魅力です。
また、仕事を通じて特殊な技能や資格を取得する人も多いため、定年後も再就職しやすいようで、老後の心配も少なそうです。
自衛隊員と結婚するデメリットな特徴
- 訓練などで家を空けることが多い
- 転勤がある
- 仕事に危険(災害派遣など)が伴う
- 有事の際は家にいてもらえない
演習などで家を不在にすることも多く、寂しい思いをする場合もあります。
幹部自衛官では数年おきに全国規模で転勤することになり、その土地の生活に慣れた頃にはまた引越し、などとストレスを感じることもあります。
子供がいる場合は転校させねばならず、その苦労もあるかもしれません。
何より仕事に危険が伴うため、災害時の救助活動中などは身の安全が心配です。
有事の際は家を不在にする自衛官ですので、大変な時に家を妻が1人で守らなければなりません。
自衛隊員と結婚するとどういう生活が待っているか?(まとめ記事)
自衛官も自衛隊員ですので、給料は安定しています。曹階級の自衛官は毎月の給料はそれほど高くはありませんが、ボーナスを含めると平均年収以上は貰えます。
住居は、希望をすれば安い官舎に入居することはが可能ですが、場所によっては設備が古いこともあります。自衛官には27,000円まで住居手当が付くので、新築や設備の良い所をを希望する人は賃貸物件を選んでいるようです。
自衛官は訓練でを空けることが多く、母子家庭状態になる家もあります。
そのため、1人でなんでもできる自立した女性が自衛官の妻に向いています。
自衛隊員の業務に災害時の救助活動もあるため、場合によっては自分達の家族が大変な時に夫がいない、ということもおこりえます。
いざという時は自分が家族を守る、という覚悟も妻には求められます。
普段の生活では、自衛官は基本的に自分の身の回りのことは自分でできるので、手がかかりません。
制服のアイロンがけや靴磨きなども自分で行う人が多いようです。
なお、自衛官は宴会が多いことで知られています。
4月と8月の異動時期と年末年始はかなりの頻度で宴会が行われるようです。
ある程度の出費は覚悟した方が良いかもしれません。
また、自衛官の妻にとって1番苦労するのは転勤のようです。幹部自衛官で2~3年ごとの転勤、曹階級の自衛官でも5年~10年ごとに転勤があります。
幹部自衛官は転勤の頻度が高く、その都度子供を転校させるのも大変なので、ある程度子供が大きくなってくると単身赴任という家庭が多いようです。
自衛官は階級により定年年齢は異なり、早ければ53歳で退官します。定年後は再就職するケースが一般的です。
仕事を通じて特殊な技能や資格を取得する人が多く、自衛隊援護協会の就職援護も行われているので、再就職しやすく、老後の心配も少なそうです。
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