結婚したい症候群の人が結婚しても幸せになれない理由とは…そこには結婚したい症候群の人が陥りやすい悲劇があります。
その傾向・リスクとなってしまう原因・抜け出す方法まで解説しています。
結婚したい症候群について概論
結婚したい症候群とは…それっぽい名前ですが、学会でそのような病名が発表されたなどはございません。
症候群(シンドローム)というのは同時に起きる一連の症候のこと。同時発生様の社会現象などを指す用語としても使われます。
引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/症候群
広い意味でいえば、世にたくさんいる傾向にある結婚したいと思っている人を指します。
ですが、一般的に、結婚したい症候群は結婚したいと思っている人の中でも、やや問題のある思い方をしている人を指すことが多いです。
それでは、その「問題のある結婚したいという思い」について見ていきましょう。
(問題のある)結婚したい症候群の傾向及びリスク
妄想が凄い。白馬に乗った王子を求めている。
子供の頃に、「大人になったらどんな人と出会って結婚するんだろう?」と想像に夢を膨らませワクワクした経験を覚えている人は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような想像は、子供の頃にしている分には、健全と言えますが、大人になってからも変わらずに同じレベルで想像を継続している人は、健全とは言えません。それはもはや妄想の域に達しているとも言えます。
結婚することが全て、結婚さえすれば今抱えている悩みの全てが解消される…
そんな風に思い込んでしまっている人が一定数存在します。ですが、現実は、結婚相手は想像上の白馬に乗った王子様ではなく、普通の男性なわけです。
現代風に具体的にいえば、結婚したら、
- 生涯旦那に愛されて…
- 専業主婦になれるからブラック企業から脱出できて、お金の心配しなくてもよくて…
そんな不安・苦労の一切ない無い結婚生活はないということ。
傍目に、羨ましいと思われるような人でさえ、何等かの悩みを抱えているものです。
- お金持ちと結婚したら…浮気の心配、義理親との付き合い等々大変なことは色々あります。
- 旦那さんがハイステータスな職業だとしても、奥様は、旦那の帰りが遅くて、不満を抱いているかもしれません。
勿論、貴女の中で、結婚相手の条件として絶対に譲れない条件というのはあることでしょう。ですが、全てが完璧で悩みゼロな結婚生活というのは存在しません。
存在しないにも関わらず、それを求め、叶わずに落胆してしまう…。それでは結婚できたとしても、不幸しか見えてきません。
たちの悪い結婚したい症候群の場合、「結婚生活が苦楽のある現実世界の中にあるもの。」だと理解できてないケースが多いです。
とにかく結婚したがってしまう。相手に迫ってしまう。
結婚することに対して、非現実的な妄想を抱いていると、理由なしに結婚を迫りまくってしまうリスクが高いです。
付き合っている段階では結婚というのは、その次のステップであり、そこにはいくつかのハードルが存在しているもの。また、人によっては結婚そのものに対し、否定的だったり消極的だったりすることもあります。
そのような状況で闇雲に結婚を迫りまくってしまうことが好印象となることはありません。むしろ、怖い、病的であるとすら捉えられる可能性があります。
そういった怖い体験をしたことのある複数の人が、こんな人いるよねということで、「結婚したい症候群」を少しづつ世間に浸透させていったということは十分にあり得る話です。
結婚したい症候群になってしまう原因・要因
友達がどんどん結婚していくことへの焦り
中学、高校、大学…仲の良かった友達がどんどん結婚していくと、結婚したいという願望は高まります。
特に女性は、ウェディングドレス姿への憧れがあります。
友達の結婚式が素敵で羨ましくなり…ただ、その華やかなところだけを見て憧れてしまう…そういったことを複数回重ねているうちに、「とにかく結婚したい!」というおかしな思考回路に至ることがあります。
これは結婚したい症候群と言ってよいでしょう。
出産のことを考えての焦り
最近は、高齢出産される方も多くなりましたが、それでも、医学的に出産に最適な年齢というのは存在しますし、そこから外れれば外れるほどに、諸々のリスクが高くなることも一般的に広く知られています。
人には種の保存の本能が備わっています。ですから、年齢を重ねる毎に子供を産まなきゃと焦る気持ちが生まれるのは当然なこと。
現代社会においては、子供を産むイコール結婚するという認識がまかり通っています。
だから、子供を産むには結婚しなきゃとなります。
この考え自体、おかしくはありませんが、これだと、パートナーの意向を無視・あるいは軽視してしまう傾向が高まります。
パートナーから見れば、困った結婚したい症候群の女性であると映るかもしれません。
年齢・周りの目・周り(親)の圧力など
20代中盤頃になると、親・親戚からの「結婚はまだ?」な圧力がじわじわと強くなってきます。
その圧力の影響を受けすぎて、自分を見失ってしまうと…
「とにかく結婚したい」と思う結婚したい症候群な女性が出来上がってしまいます。
結婚したい症候群と言われないようにこんなことに気を付けよう!
結婚も結婚生活も現実の世界のものであることを理解すべし。
夢見ている人には酷なことかもしれませんが…結婚に憧れを抱くのは自由ですが、結婚生活は現実そのものであることを結婚する前から、理解しておくべきです。
結婚は、今抱いている悩みの全てが解消されるものではありません。
そのような願望を抱いて結婚してはパートナーは大変辛い思いをすることになるでしょうし、貴女自身も永遠に幸せになることはありません。
結婚相手を選ぶ目がおかしくなってしまうリスク
とにかく結婚したい!何が何でも結婚したい!と思っていると、結婚することばかりに注意が向いてしまい、肝心の相手選びの判断がおかしくなってしまうということも。
結婚相手が持つ、貴女にとって致命的な欠点を良いように解釈し…結婚後、現実の生活で苦労する…。などが想定できます。
結婚できるならまぁいいか…は禁物です。
より現実的な結婚したい症候群にも注意
本編で述べてきた結婚したい症候群とはタイプの異なる結婚したい症候群があることにも触れておかなければいけません。
結婚に対して、非現実な妄想を抱いているわけではなく、むしろ逆に、現実をしっかりと直視して未来の設計も描けている人のパターン。
結婚後にハイスペックな生活がしたいとなると、結婚相手に求める条件は上がります。
理想が高すぎると、結婚したいと思っていても、結婚することが難しいです。周りから見れば、理想が高くて結婚できないのに、結婚したい結婚したい言っている人は、ややこしい人です。こういう人も結婚したい症候群といえます。
また、ハイスペックな男性を見つけた時に、相手の性格等々に深い関心を示すことなく、ガツガツ自分アピールをしてくる女性も、ハイスペック男性から見れば、面倒くさい結婚したい症候群な女性といえるでしょう。
結婚したい症候群から抜け出す、治す方法
なぜ自分は今こんなにも結婚したいと思っているのか?冷静に考えてみる。
なぜ自分は今、こんなにも結婚したいと思っているのか?について冷静に考えてみましょう。
その理由は、冷静に振り返っていて
- 論理的に正しいと思えますか?
- 幸せな人生設計の範疇にありますか?
- 外的要因に流されて知らず知らずのうちに漠然とそういう風に思っていたわけではありませんか?
上記項目のどれかに引っ掛かりを感じるならば、それは結婚したい症候群、もしくはその予備軍的な状況であると推測できます。
冷静に考えても、結婚したい、結婚すべき…と思えるなら、それは、いわゆる病的な結婚したい症候群とは言えず正常であるといえるでしょう。
今の喜び、結婚のデメリットを洗い出してみる。
結婚に限らず、全ての事柄にはメリットとデメリットがあります。
結婚することで失うかもしれないことを洗い出してみると、結婚に対する執着心が薄れ、結婚というものを冷静に見ることができるようになります。
- 独身だから、自分の部屋で自分の時間を持つことができているが、結婚したら…
- 独身だから、お金に余裕があり、自分の欲しいモノを好きなように買うことができるが、結婚したら…
など。
今の彼氏との結婚生活を具体的に想像してみる。
一度冷静になって具体的に、今付き合っている彼との結婚生活を具体的に想像してみるのも、結婚というのを冷静に見れるようにするために良い手段です。
- 自由な時間は減っていのではないですか?
- 子育てに大変な思いをしているのではないですか?
- 金銭的な余裕は失われてはいませんか?
- 彼は禿げてくるのでは?太ってくるのでは?
夢・妄想は壊れるかもしれませんが、症候群から抜け出すには有効。勿論、結婚にはデメリットを考慮しても有り余るほどのメリットがあるとだけイチ既婚者として言わせてください。
勿論、結婚生活に良さはある
結婚に夢と希望を抱いていた人からすると…残念な感じに…だけどいいこともあります。
- 家族での団らん、寂しくない。
- 子供の可愛さ成長を見守れる喜び、感動。
- 老後に自分を気にかけてくれる、心配してくれる人がいる。
など。
良い結婚したい症候群になろう!
結婚への間違った依存、漠然とした夢を取り払った後…それでもメリットと将来を考えて結婚したいと考える…。それは自然な思考であり、改善しなければならないことではありません。
健全な結婚したい症候群とでもいいましょうか…。
他力本願ではなく、自分の人生を歩けている人が抱く建設的な思考が生み出した「結婚したい」という思いはむしろ歓迎すべきものですし、一般的にはそのような人を結婚したい症候群であると煙たがることはありません。
(健全な)結婚したい症候群と言っても、「今現在恋人がいる人」と「今現在恋人がいない人」の2種類あります。
最後に健全な結婚したい症候群の方…2種類毎にどのようにしていけば幸せな結婚が出来るのか…
今現在恋人がいる人は、恋人で終わらないよう結婚まで至らせるように、関係をよりよいものに発展させていきましょう。
今現在恋人がいない人は、まずは出会いです…。今、身の回りに出会いがないならば、婚活関連サービスを利用するなどして、気軽に出会いの機会を作ることから始めてみてはいかがでしょうか?
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